マイカー情報にウルトラパワーGOLDの有効性を証明する試験結果が掲載されました。

世の中にパワーアップ、燃費向上を謳い文句とする添加剤の類いは数多いが、本当に効果のあがる製品は少ない。しかし、今回テストしたウルトラパワーGOLDは、あらゆる角度からテストした結果、予想以上の効果があったと判断できる製品であった。

機能再生作用をもった製品

　添加剤というと、読者の中にもどうも怪しい存在として疑ってかかる人が居ると思う。カーショップの店頭などには、実に数多くの製品が並べられているが、値段の割には効果が薄いということで、今ひとつ人気のない商品となっている。
　しかし、添加剤といってもその種類も成分も様々で、一概にすべての商品が“効果なし”と決めてかかるには問題があるだろう。
　実は、本誌でも同様に“添加剤”というものに疑問を持つ部分もあるため、今回は効果の高い商品と評判の「ウルトラパワーGOLD」を徹底テストしてみた。
　この商品は“機能再生剤”をキャッチフレーズに、エンジンオイルへ混合することにより、様々な効果をあげるというもの。
　特性としては、血液などと同じ流体力学上の非ニュートン流体に属し、運動方向は、力のかかる方向及び垂直・直角方向にも同時に力が働く。これにより静・動摩擦の抵抗を最少限にさせる極圧型粘弾性流体となっており、普通のオイルより細かい超微粒子のため、粘着性と弾力性、極圧性などに優れた、耐久性のある油膜を形成する。
　このような効果が金属同士の摩擦をなくし、密閉作用を高めて各性能を向上させるわけだ。

確実なパワーアップと燃費向上

　では、このウルトラパワーGOLDは、一体クルマにどのような効果を発揮するかというと、エンジン音を静かにし、ガソリン・オイルの節約、オイル交換の6万km延長、出力アップ、カーボン・スラッジの除去などだ。
　潤滑作用が要求されるすべてのクルマに対応し、注入するだけで本当にこれだけの効果があがれば安いものである。
　実際にテストしてみることにしよう。
　テストは、このほど北海道マツダ札幌店に導入された最新テスト機材でデーターを採った。
　ここは、クルマを移動させたり、公道で危険なことをせずとも、最高出力、発進加速、追い越し加速、燃費（60km時）が測定出来るという優れたシステムである。
　これを使ってウルトラパワーGOLD注入前と後でデーターを採った。パターンは2通りで、アスカ・ガソリンターボ（走行距離約5万8千km）で、注入前と注入後すぐを測定、フェスティバ1.3（走行距離1万8千km）では注入前と500km慣らし走行後2種類のデーターを採り、各々どれほどの効果があるか比較検討した。
　ウルトラパワーGOLDの使用法はいたって簡単で、注入量はガソリン車15〜25％、ディーゼル車8〜15％、デフ・ミッション20％〜35％が一応の目安。冬場は注入率を若干控え目にしたほうが良いという注意書がある。
　オイルのゲージ棒のH(F)目盛りまである場合は、注入量分だけオイルを抜きとってからウルトラパワーGOLDを注入する。
　エンジンをウォーミングアップした後注入し、アイドリングで5〜15分間ほどすればOK。
　入れてすぐ変化に気付くのは、アイドリング回転数が100回転ほどアップすることで、心なしかエンジン音も静になった。
　シャーシダイナモでのテストでは、アスカが137PSから147PSへ、フェスティバは78PSから86PSへと各々10％以上最高出力がアップした。過去、本誌でのテストでも、CDIやスポーツマフラーといった5〜10万円以上のパワーアップ機器を使っても10PSアップするものは珍しかったが、ウルトラパワーGOLDは、簡単に10％アップを果してしまった。
　中速トルクの向上は、4速トップギヤでの40→80km/hの追越加速で見ると分かるが、アスカは5.8秒→5.5秒、フェスティバは7.3秒→7.1秒と3％近いアップ率であった。

　ウルトラパワーGOLDは、確実にパワーアップ効果があることが証明されたわけだ。
　燃費に関しても、87年型VWジェッタ（1.8リットルAT車）で長期テストモニター中のものがあるが、注入後約千kmを終えた時点で、最初7.26km/リットルの燃費が8.64km/リットルまで伸びたというデーターがある。本誌ではまだ長期のレポートが出来ないのでデーターはないが、省エネ効果が高い商品といっても間違いではないだろう。
　この商品は、シャーシダイナモのような台上試験よりも、実走行に於いて効果が体験出来るもので、注入後は、高いギヤでの低速走行でもノッキングがハッキリと減り、アクセルレスポンスも良くなったのが分かる。これを上手に使い、よりアクセル開度の少ない運転を心がければ、実用燃費も確実に向上するだろう。
　このような試験結果を見る限り、ウルトラパワーGOLDは、多くの人が持っている“効果の薄い添加剤”のイメージを覆すに十分で、性能の高さを立証したといえるだろう。手軽な使用方法で、パワーアップや燃費向上を実現したい人には、オススメ出来る商品であるという結論を得た。

燃費長期モニター結果

（ガソリン・AT車）

※テスト方法は満タン法

テスト結果表

※マイカー情報11月号より